発達障害系の本で、かなり読みやすいので紹介。
目次
「普通」ってなに?
ポンコツじゃなくてデコボコ。
発達障害当事者、22人のリアル。「東洋経済オンライン」の人気連載、書籍化!
[書き下ろし体験レポート]
「自分も発達障害かも」と疑う著者が、実際に心療内科を受診し、心理検査を受けてみると……!「発見の連続に、夢中になってページをめくった。私たちのよく知る生きづらさと、まったく知らなかった生き難さ。
著者だからこそ聞き出せた貴重な証言が本書には詰まっている」
雨宮処凛(作家)
「生きづらさ」の研究を20年近く続けている、渋井さん曰く、2000年ごろから使われ始めているようです。「なんとなく生きづらい感じ」をこのような言葉で使われることになっています。
数年前まで使われていたアダルトチルドレンとの違いは何でしょうか?
アダルトチルドレンは、が「機能不全家族(家庭による問題)」によって生きづらさを感じる人たちのことを言い、家庭以外の問題によって問題を抱える人も、包摂するために「生きづらさ」という表現が使われています。
ほんの一例ですが、紹介します。
発達障害の二次障害として恋愛依存や性依存というのもよく聞く話です。
「自己肯定感が低い」ことにも起因している部分があります。
こちらは自分と境遇が似ていたのは、ひときわ目をひきました。
一般的に高学歴と言われる人々の中に発達障害が多いのは、だいぶ知られてきている話。
「グレーゾーン含め、生きづらさで苦しんでる人が増えている」ことが、この本を通じてよくわかりました。自分自身、苦しんできた一人でもありながら、セルフケアの方法を考え実践してきた人間でもあるので、そういった方々を楽にしていけるように、ブログなどで発信をしていきたいと思います。
あとは、この本の後半で記載されている「私の説明書」をつくるというのが、すごく良いなと思いました。自分自身の「発達障害による特性」「性格傾向による特性」「困りごとへの対策」を箇条書きでA41枚ぐらいのボリュームにまとめてるというもの。
著者の姫野さんは、これをつくることによって、自分の特性と付き合えるようになったとおっしゃっていました。
あわせて、「グレーゾーンの人も含めた生きづらさを感じている人のライフハック」という観点では、借金玉の本もおすすめです。これが10万部以上売れることが、「誰もが生きづらさの当事者である」ということを証明しています。