タイトルの本を、偶然書店で発見しましたが、
衝撃的だったので、購入&著者のイベントに参加しました。
この本は、痴漢という性にまつわる「依存症」について語った本です。
〈参考〉
依存症についてもっと知りたい方へ |
性衝動のタグをつけていますが、それだけの理由というよりは、
耐えかねないストレスに対するコーピングだということ、とても納得しました。
※ちなみに、精神科医の神田橋先生も「精神科講義」の中で、「日常の中で感じることがなくなった人が痴漢をする」と触れていました。
あとは、痴漢をしたあと家族がどうなるか、捕まってもう痴漢をしなくても良いんだと安心する痴漢者の心理、そして、痴漢に生きがいを感じるようになるプロセスなど、かゆいところがことごとく言語化されています。
当事者の関係者は、必見かと思います。
各所で反響があり、沢山の関連記事があがっているのも注目です。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/20170919-00075941/
http://bookandbeer.com/event/20171025_event/
イベントのレポートなどは、こちらでまとめてくれている。
印象に残ったのは、、以下のような発言
・全ての男は(人間は)、加害者である(になりうる)
・痴漢のAVは「アダルト」でなく「犯罪」のフィクションとして、そのコーナーに置くべきだ
・満員電車に日常的に乗ってると、(犯罪を許容するわけじゃないけど、)起こっても無理はないよね
電車の車両を完全に分ける議論は、現実的でなくそこまでおもしろくなかったが、上の話は、刺さった。
認知の歪み、恐ろしい。
本の内容についてはこちら