項目名 試験の内容 主な能力の内容 単語 単語の意味を答える 知識力、言語発達水準 類似 二種類の言葉の類似点を答える カテゴリー分けの思考力、説明力 知識 一般知識について説明する 一般知識力 理解 日常生活のルールや常識について説明する 知識や経験を実践に活かせる力 算数 小学校高学年の算数の問題を暗算で解く 計算力 数唱 耳で聞いた数字をルールに則り復唱する 聴覚的な短期記憶力 語音 耳で聞いた数字や五十音をルールに則り復唱する 五十音、数字の順を整理する力 配列 イラストをストーリー順に並べかえる 結果を予測する力、時間的順序の理解力 絵画 一部が欠けたイラストを見せられ、足りない部分を指摘する 視覚刺激に反応する力、長期記憶力 積木 積木を見本通りに並べる 全体を部分に分解し、再構築する力。非言語的な概念を形成する力 行列 一部が空欄の図に、当てはまるパーツを探して当てはめる 類似点を探し出して推測する力 記号 見本の記号を、問題文の中から見つける 視覚的探索の速さ 符号 簡単な記号を見本通りに書き写す 指示に従う力。事務処理速度、視覚的短期記憶力 組合せ パズルを組み合わせて見本と同じ形を作る 思考の柔軟性、部分間の関係を予測する力 "}}]}
以前、「自分がADHDなのではないか?」と思いつめて受けたWAIS-Ⅲの結果を大公開します。
※記事前半は、概要・特徴の説明なので、結果・分析に興味ある方は後半からお読みください!
目次
1938年刊行のウェクスラー・ベルビュー知能検査を起源とする、70年以上の歴史を持つ知能検査です。この検査は、知的発達の変動や個人差の大きい幼少期にはほとんど用いられることはありませんが、児童期や成人期においては、現在の日本において最もよく使われる知能検査のひとつです。
ウェクスラー式知能検査には、年齢に応じて児童版のWISC(Wechsler Intelligence Scale for Children、通称ウィスク)、成人用のWAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale、通称ウェイス)、幼児用のWPPSI(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence)の3種類があります。いずれも、専門家(臨床心理士)が受検者と1対1で行う個別式の検査です。
引用:https://h-navi.jp/column/article/725
WAIS-Ⅲはどこで受けられるのでしょうか?
受けられる場所や料金に関しても、発達ナビさんが分かりやすくまとめています。
・検査費用: 1350円~2万
・保険適用の可否: 保険適用あり総合病院など公的病院で検査を受ける場合は、保険内診療となります。その際は、診療報酬点数が450点となり、規定に基づき、自己負担額が3割の場合、負担費用は1350円となります。診断書もしくは報告書を書いてもらう場合には、別途料金がかかります。こちらの料金は病院ごとに異なりますので、近くの病院に問い合わせてみてください。
一方、個人のクリニックなど民間病院で検査を受ける場合には、自費での診療となります。こちらの料金設定は各病院ごとに設定されていますが、検査費用および報告書費用を含めて1万~2万円が目安となっているようです。
引用:https://h-navi.jp/column/article/725
それでは、WAIS-Ⅲにはどのような問題が出るのでしょうか?
「受ける前に、どんな問題か知りたい!」という方のために、問題例を記載しておきます。
引用:https://matome.naver.jp/odai/2143899731210381601
問題のタイプは、以下の内容に分類されます。
項目名 試験の内容 主な能力の内容単語 単語の意味を答える 知識力、言語発達水準類似 二種類の言葉の類似点を答える カテゴリー分けの思考力、説明力知識 一般知識について説明する 一般知識力理解 日常生活のルールや常識について説明する 知識や経験を実践に活かせる力算数 小学校高学年の算数の問題を暗算で解く 計算力数唱 耳で聞いた数字をルールに則り復唱する 聴覚的な短期記憶力語音 耳で聞いた数字や五十音をルールに則り復唱する 五十音、数字の順を整理する力配列 イラストをストーリー順に並べかえる 結果を予測する力、時間的順序の理解力絵画 一部が欠けたイラストを見せられ、足りない部分を指摘する 視覚刺激に反応する力、長期記憶力積木 積木を見本通りに並べる 全体を部分に分解し、再構築する力。非言語的な概念を形成する力行列 一部が空欄の図に、当てはまるパーツを探して当てはめる 類似点を探し出して推測する力記号 見本の記号を、問題文の中から見つける 視覚的探索の速さ符号 簡単な記号を見本通りに書き写す 指示に従う力。事務処理速度、視覚的短期記憶力組合せ パズルを組み合わせて見本と同じ形を作る 思考の柔軟性、部分間の関係を予測する力
結果が出たあとに、こういった形で印刷したものをいただきました。
結果としては、以下のような結果になりました。
【IQ】
言語性IQ……117
動作性IQ……88
全検査I……105【群指数】
言語理解……114
知覚統合……91
作動記憶……105
処理速度……92
一見すると、処理速度や知覚統合が低く、
作動記憶や言語理解が高めと言えます。
以下のように定義される内容を見ると、参考になります。
「言語性IQ」とは、主に言語を使った思考力や表現力の知能指数のことです。 言語性IQのテストでは単語を提示されてその意味を答える語彙の問題など、出題者の問に対して言葉を使って考え、回答する内容が中心となっているほか、記憶力が試されるような内容も出題されます。
引用:https://mycode.jp/fumfum/verbal-iq
「目の前の状況に対応できるかという、流動的な知性」とも言われています。
問題は平均より上か下かではなくて、その差がどれくらいあるか。
「32」は差が大きく、得意不得意がはっきりしており発達に凸凹がある、と言えるそうです。
引用:http://www.chikarinadhd.com/entry/2016/12/08/211134
上のブログなどを読みながら、改めて自分の数値の差について注目。
言語性IQ と動作性IQ 29
言語理解と知覚統合 23
数値の開きが大きいのが分かります。
これ以上は、まだ分析に使えていないのが現状です。
WAIS-Ⅲに詳しいカウンセラーと一緒に、結果を分析したい気持ちでが、
今は、この「心理アセスメント」が、自分の特性を分析するのに役立っています。
色々と書きましたが、WAIS-Ⅲなどといった知能検査は受けるべきなのでしょうか?
私が通ったクリニックは、3回も診察行かないといけない、かつ受診料1万5000円が、割にあわないテストだった、と、断言できる。まあ経験としては1回すれば良い。と感じました。
あと、精神科医の神田橋さんは「WAISなどの診察は粗すぎる」とは言っていて、納得できる。
「自分の特性を客観的に数値として見たい」方は、安く受けられる場所と信頼できるカウンセラーが揃うなら、受けてみると良いかと思います。
2018年末に発売された「神田橋條治の精神科診察室」という本には、シェアしたい、見解が記載されていました。
神田橋「(WAISウェイスなどの)知能検査で発達障害と判定されました」と言ってくる人があるわけです。でも、話してると忖度に合わせる能力が十分にある。それで「テストのときは体調が悪かったですか?」と訊いてみると、「悪かった」と言う。「このときはとても疲れてましてね」とか。であればもう、テストは無効ですよね。テスト時の状況が、良いデータを採れる状況ではなかったわけだから。
引用:神田橋條治の精神科診察室 P22
「WAISテスト時の状況」を加味して、活用できるかどうか判断する、という見解をされていました。「忖度に合わせる能力」のくだりは、本書でより詳しく解説されています。
wais以外の内容も含めて、発達障害や愛着障害についての知見がたくさんつまってるので、ぜひ読んでいただきたい本です。
理解を深めるためには、この本をまずオススメします。
WAISについての知識の大半は、この本からきています。
※この本ではWISCと記載されてますが、「WISCの大人版」がWAISです。
こちらの本は、著者がwaisを診察した時の体験記も書いてあり、
自分自身の理解も深まりました。
私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音
出てくるので参考にしてみてください。
cotreeというオンラインカウンセリングサービスでは、「WAIS-Ⅲ」についての相談なども、カウンセラーによっては、できるようです。
WAIS-Ⅲってなに!?~知能検査を知ろう~
https://cotree.jp/columns/1110
また、発達障害の方が抱えがちなストレスや疲れを緩和するために、麻の実ナッツや春ウコン、CBDの活用法を紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。